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新着情報一覧

拙編著『熊本・久留米俘虜収容所の風景』好評発売中!

第一次世界大戦から110周年の今年、よみがえるドイツ俘虜たちの生活。久留米大学御井図書館所蔵で初公開の写真資料219点を一挙掲載!

久留米大学教授の大庭卓也先生と小澤の共編著で、この度出版された『熊本・久留米俘虜収容所[1914-1920]の風景ーあるドイツ将校の写真帖でたどる』花書院、2014年3月20日刊・B5判横丁・140頁、定価2,000円+税。

中国・青島で捕虜となった5,000人近い俘虜の一人、エドゥアルト・ヴィル予備少尉が大切に保管していた熊本・久留米俘虜収容所で撮影された写真475点のなかから219点を厳選、解説を加え、更には特論や収容所規則類などの基礎資料も翻刻して収録しています。

写真のうち、17点については服飾などの時代考証を踏まえカラー化を試みました。100年の時間を一気に埋めるリアルな仕上がりもお楽しみください。

【内容目次】                               はじめに/エドゥアルト・ヴィル旧蔵資料について        大庭卓也 第1章 熊本俘虜収容所写真帖                 大庭卓也 第2章 久留米俘虜収容所写真帖                小澤太郎 〈特論〉久留米俘虜収容所の食生活               小澤太郎 〈資料〉久留米俘虜収容所規則類(大正6年改正分)       小澤太郎

なお、ご購入については以下の花書院の特設サイトをご覧ください。https://www.hanashoin.com/kumamoto_kurume_furyo/

2024年04月15日

YouTube「筑紫君磐井の乱の実像に迫る」好評配信中!

 

福岡県立九州歴史資料館企画でRKB映画社制作のYouTube動画がアクセス数を伸ばしています。日本古代国家の形成過程における大きな画期である磐井の乱をテーマにした第1期全4回の番組。配信から1年弱。4回で5万回視聴という同館のYouTube動画史上ダントツの人気シリーズとなっています。私はその第1回目に登場します。磐井の乱の背景に関する私説や、久留米市大善寺町宮本所在の御塚・権現塚古墳、大善寺玉垂宮の鬼夜などについても解説しています。

YouTube「筑紫君磐井の乱の実像に迫る」第1回へはこちらから。

2024年04月01日

NOTE「筑後川と千歳川‐その名称をめぐって‐」(上)をアップしました。

九州一の大河筑後川。筑紫平野を貫く母なる川の名称問題について、様々な資料から検討しました。従来言われているように、本当に筑後川の古名は千歳川なのか。また、江戸時代の幕府の裁定以降、果たして流域全体で筑後川と呼ばれるようになったのか。興味をもたれた方は、以下のリンク記事へお進みください。

「筑後川と千歳川‐その名称をめぐって‐」(上)

2023年04月02日

幕末久留米藩殉難十志士の慰霊祭が旧藩主有馬家によって催され、コメントが読売新聞に掲載されました。

令和4年8月3日(水)付、読売新聞朝刊(筑後版)紙面

旧藩主有馬家の主催で、幕末久留米藩の近代化に尽力しながら尊王攘夷派との政争で屠腹した十志士の慰霊祭が有馬家菩提寺梅林寺にて開催されました。御当主ご夫妻、次期御当主が非業の最期を遂げた久留米藩士の御霊に祈りを捧げられました。十志士についてのコメントが掲載されています。

2022年08月07日

米軍作成の市街地地図と伝単について西日本新聞にコメントが掲載されました。

令和4年8月2日(火)付、西日本新聞朝刊(筑後版)紙面

久留米市が昨年度寄贈を受けた戦争資料についてのコメントが掲載されました。AMS(米陸軍地図局)が終戦直前に作成した詳細な久留米市市街図について、以前本市などが米国立公文書館から購入していたF-13撮影の航空写真(1945年3月28日)が、そのフイルム番号から本地図製作のベースとなっていたことを確認したものです。

2022年08月02日
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