『比較文化研究論集』第43号に論文が掲載されました。
論考が掲載された久留米大学大学院の『比較文化研究論集』
昨年10月に発表した「久留米藩海軍の終焉」(『比較文化研究論集』第42号)の続編です。旧久留米藩海軍の旗艦だった「青龍丸(旧名千歳丸)」が廃藩置県以降、大蔵省に移管されて以降の動向を探りました。 アジア歴史資料センターがデジタルアーカイブスで公開する史料や新潟県立図書館所蔵の絵図を中心に、日本国郵便蒸気船会社へ払下げ以降の、特に再移籍先の郵便汽船三菱会社時代を中心に、同船の活動について論じました。
【タイトル】 郵便汽船三菱会社における「青龍丸」の動向 【目次】 はじめに 1 日本国郵便蒸気船会社時代 2 郵便汽船三菱会社への移籍 3 西南戦争への徴用と定期航路就航 4 史料に描かれた青龍丸 5 金玉均の亡命をめぐる問題 おわりに
『久留米大学大学院比較文化研究論集』第43号、比較文化研究論集編集委員会編、久留米大学大学院比較文化研究科、2022年3月31日発行